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  1. 越前市議会 2018-11-28
    11月28日-01号


    取得元: 越前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    平成30年12月第 6回定例会          平成30年第6回越前市議会定例会(第1号) 平成30年11月28日午前10時、平成30年第6回越前市議会定例会越前市議会議場に招集されたので会議を開いた。┌─────────────────────────────────────────┐│ 告示第105号                                 ││  平成30年第6回越前市議会定例会を次のとおり招集する。            ││   平成30年11月21日                           ││                            越前市長 奈 良 俊 幸 ││ 1 日 時  平成30年11月28日午前10時                 ││ 2 場 所  越前市議会議場                          │└─────────────────────────────────────────┘  =======================================1 議事日程┌─────────────────────────────────────────┐│           平成30年第6回越前市議会定例会議事日程          ││                      平成30年11月28日午前10時開議 ││  第 1 号                                  ││ 第 1  会議録署名議員の指名                          ││ 第 2  会期の決定                               ││ 第 3  議案第58号 平成29年度越前市水道事業会計利益の処分及び決算の認定に ││           ついて                           ││ 第 4  議案第59号 平成29年度越前市工業用水道事業会計利益の処分及び決算の ││           認定について                        ││ 第 5  議案第60号 平成29年度越前市一般会計歳入歳出決算          ││ 第 6  議案第61号 平成29年度越前市下水道特別会計歳入歳出決算       ││ 第 7  議案第62号 平成29年度越前市国民健康保険特別会計歳入歳出決算    ││ 第 8  議案第63号 平成29年度越前市介護保険特別会計歳入歳出決算      ││ 第 9  議案第64号 平成29年度越前市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算   ││      (以上7案 決算特別委員会審査結果報告)               ││ 第10 議案第76号 越前市職員の給与に関する条例等の一部改正について     ││ 第11 議案第69号から議案第75号まで、及び議案第77号から議案第83号まで ││      (提案理由の説明)                          │└─────────────────────────────────────────┘  =======================================2 本日の会議に付議した事件 日程第 1  会議録署名議員の指名 日程第 2  会期の決定 日程第 3  議案第58号 平成29年度越前市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について 日程第 4  議案第59号 平成29年度越前市工業用水道事業会計利益の処分及び決算の認定について 日程第 5  議案第60号 平成29年度越前市一般会計歳入歳出決算 日程第 6  議案第61号 平成29年度越前市下水道特別会計歳入歳出決算 日程第 7  議案第62号 平成29年度越前市国民健康保険特別会計歳入歳出決算 日程第 8  議案第63号 平成29年度越前市介護保険特別会計歳入歳出決算 日程第 9  議案第64号 平成29年度越前市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算        (以上7案 決算特別委員会審査結果報告) 日程第10 議案第76号 越前市職員の給与に関する条例等の一部改正について 日程追加  議案第84号 議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について 日程第11 議案第69号から議案第75号まで、及び議案第77号から議案第83号まで        (提案理由の説明)  議案第69号 平成30年度越前市一般会計補正予算(第6号)  議案第70号 平成30年度越前市下水道特別会計補正予算(第2号)  議案第71号 平成30年度越前市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)  議案第72号 平成30年度越前市介護保険特別会計補正予算(第1号)  議案第73号 平成30年度越前市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)  議案第74号 平成30年度越前市水道事業会計補正予算(第1号)  議案第75号 平成30年度越前市工業用水道事業会計補正予算(第1号)  議案第77号 職員の自己啓発等休業に関する条例の一部改正について  議案第78号 越前市障害者福祉工場設置及び管理条例及び越前市福祉ホーム設置及び管理条例の廃止について  議案第79号 財産の処分について  議案第80号 武生中央公園及び日野川河川緑地指定管理者の指定について  議案第81号 委託に関する基本協定の変更について  議案第82号 越前市文化センター、越前市ふるさとギャラリー叔羅及び越前市いまだて芸術館の指定管理者の指定について  議案第83号 専決処分の承認を求めることについて  =======================================3 出席議員(22人)     1 番 中 西 昭 雄 君         2 番 砂 田 竜 一 君     3 番 清 水 一 徳 君         4 番 桶 谷 耕 一 君     5 番 近 藤 光 広 君         6 番 橋 本 弥登志 君     7 番 小 玉 俊 一 君         8 番 吉 村 美 幸 君     9 番 加 藤 吉 則 君        10番 大久保 健 一 君    11番 吉 田 啓 三 君        12番 川 崎 俊 之 君    13番 題 佛 臣 一 君        14番 三田村 輝 士 君    15番 安 立 里 美 君        16番 大久保 惠 子 君    17番 城 戸 茂 夫 君        18番 小 形 善 信 君    19番 前 田 一 博 君        20番 前 田 修 治 君    21番 片 粕 正二郎 君        22番 川 崎 悟 司 君  ───────────────────────────────────────4 議会事務局の職員 事務局長    瀧 見 尚 是      次長      中 村 恵 司 副課長     田 中 綾 子      主査      清 水 健 太  ───────────────────────────────────────5 説明のための出席者 市長      奈 良 俊 幸 君    副市長     河 瀬 信 宏 君 企画部長    大 蔵 稔 雄 君    総務部長    倉 田 昌 宜 君 市民福祉部長  小 森 誠 司 君    産業環境部長  藤 下 利 和 君 農林審議監   五十嵐 達 哉 君    建設部長    伊 藤 邦 明 君 今立総合支所長企画部理事        企画部理事   小 泉 陽 一 君         敦 賀 武 美 君 総務部理事   川 崎 規 生 君    危機管理幹   刀 禰 孝 則 君 総務部理事   山 崎 智 幸 君    市民福祉部理事 小 玉 昭 子 君 市民福祉部理事教育委員会事務局理事   産業環境部理事 坂 田 秀 毅 君         渡 辺 亜由美 君 建設部理事企画部理事          建設部理事産業環境部理事         辻 岡 雄 樹 君            平 野 賢 治 君 建設部理事   舘   弘 志 君    建設部理事   小 泉 治 和 君 会計管理者   佐々木 敏 彦 君    財務課長    宮 田 尚 喜 君教育委員会 教育長     中 島 和 則 君    事務局長    西 野 吉 幸 君 理事      澤 崎 秀 之 君6 議  事        開会 午前9時59分 ○議長(川崎悟司君) ただいまから平成30年第6回越前市議会定例会を開会いたします。 ここで、会議に先立ち、市民憲章を全員で唱和いたしますので、よろしくお願いいたします。 前文は事務局長が朗読いたしますので、以下各項目について全員で御唱和をお願いいたします。〔全員起立の上、唱和〕──越 前 市 民 憲 章── わたしたちは、恵まれた自然と輝かしい伝統にはぐくまれた越前市民です。 この郷土を愛し、心と力をあわせ、なおいっそうの発展をめざすため、次のことを誓います。1 わたしたちは、日野の峰のように、高い理想をいだき、豊かな未来をきずきます。1 わたしたちは、日野の流れのように、うるおいと安らぎのある環境をつくります。1 わたしたちは、桜の木のように、力強くすこやかに成長します。1 わたしたちは、菊の花のように、やさしさと思いやりをもって助けあいます。1 わたしたちは、国府の文化と匠の技を生かし、学びの輪をひろげ、世界にはばたきます。  ================       開議 午前10時01分 ○議長(川崎悟司君) これより本日の会議を開きます。 本日の会議の遅刻届が小形善信君から参っておりますので、御報告いたしておきます。 次に、地方自治法第121条の規定による説明のための出席者は奈良市長、河瀬副市長、大蔵企画部長倉田総務部長小森市民福祉部長藤下産業環境部長五十嵐産業環境部農林審議監伊藤建設部長敦賀今立総合支所長企画部理事小泉企画部理事川崎総務部理事刀禰総務部危機管理幹山崎総務部理事小玉市民福祉部理事渡辺市民福祉部理事教育委員会事務局理事坂田産業環境部理事辻岡建設部理事企画部理事平野建設部理事産業環境部理事舘建設部理事小泉建設部理事佐々木会計管理者宮田財務課長教育委員会中島教育長西野教育委員会事務局長澤崎教育委員会事務局理事、以上であります。 次に、平成30年第5回越前市議会定例会以降に開催されました議長会その他の諸会議等の概要につきましては、お手元に配付してあります諸会議等報告書のとおりであります。 なお、これらの関係書類については事務局に保管してありますので、ごらん願います。 次に、平成30年第5回越前市議会定例会で可決されました地方財政の充実・強化を求める意見書、地方公務員法及び地方自治法の一部改正における新たな一般職非常勤職員の処遇改善と雇用安定に関する意見書及び地方消費者行政に対する財政支援(交付金等)の継続・拡充を求める意見書につきましては、それぞれ関係行政庁に送付いたしましたので、御報告いたしておきます。 次に、監査委員から送付されました例月現金出納検査、定期監査、随時監査及び財政援助団体等の監査の結果報告につきましては、お手元に配付いたしてありますのでごらん願います。 次に、市長から報告第42号賃貸借契約の締結についての報告について、報告第43号専決処分の報告について、報告第44号専決処分の報告について、報告第45号専決処分の報告について、報告第46号専決処分の報告について、報告第47号専決処分の報告について、報告第48号専決処分の報告について、以上7件の報告が提出されており、お手元に送付いたしてありますのでごらん願います。 次に、今期定例会におきまして本日までに1件の請願を受理しておりますので、お手元に配付してあります請願文書表のとおり議会運営委員会に付託いたします。  ================ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(川崎悟司君) 本日の日程に入ります。 日程第1会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において吉村美幸君、加藤吉則君、大久保健一君を指名いたします。  ================ △日程第2 会期の決定 ○議長(川崎悟司君) 日程第2会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期につきましては、去る11月21日の議会運営委員会において協議いたしました結果、本日から12月19日までの22日間といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 異議なしと認めます。 よって、今期定例会の会期につきましては本日から12月19日までの22日間と決定いたしました。 なお、今期定例会の運営につきましてはお手元に印刷配付いたしました会期日程により進めたいと思いますので、議員各位の御協力をお願いをいたします。 また、本日の会議の運営につきまして、議案第76号越前市職員の給与に関する条例等の一部改正については所管委員会に付託後、本会議休憩中に審査を行い、再開後の本会議で審査を継続することといたし、引き続き予算案及び条例案並びに一般議案及び専決承認案の提案説明と順次議事を進めてまいりたいので、議員各位の御協力をお願いいたします。  ================ △日程第3 議案第58号 ~ 日程第9 議案第64号 ○議長(川崎悟司君) 日程第3議案第58号平成29年度越前市水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてから日程第9議案第64号平成29年度越前市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算までの7案について一括して議題といたします。 本7案に対し、委員長の報告を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 小玉決算特別委員長。 ◆決算特別委員長(小玉俊一君) 〔登壇〕ただいま議題となりました平成29年度越前市各会計決算等7案につきまして決算特別委員会の審査結果の御報告をいたします。 本7案につきましては、去る9月定例会に提案され、本委員会に付託の上、閉会中の継続審査となっていたものであります。 本委員会は議長、監査委員を除く20名の議員で構成し、決算審査において専門的見地から議論を深めるため各常任委員会の所管に応じた3分科会を設け審査を行うことといたしました。9月26日には教育厚生分科会、10月10日には産業建設分科会、10月18日には総務分科会を開催し、佐々木会計管理者ほか関係理事者の出席を求め審査を行い、11月12日の全体会において最終審査を行いました。 まず、議案第58号平成29年度越前市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について及び議案第59号平成29年度越前市工業用水道事業会計利益の処分及び決算の認定についての2案につきまして、いずれもこれを原案どおり可決及び認定することと決しました。 次に、議案第60号平成29年度越前市一般会計歳入歳出決算についての審査結果を御報告いたします。 まず、歳出決算のうち、総務費の審査に当たりまして、総務費中一般管理費に計上された職員一般事務費について、委員から、職員採用試験業務委託料に関し、職員採用の応募者数の減少傾向があると聞いているが、この委託料により十分それが対応できているか、ただされました。 理事者からは、官民を問わず人材確保が厳しい環境が続いており、本市では有為な人材を獲得するため関西の大学に職員が出向いて学生にアピールしたり、京都市において単独で説明会の開催や採用試験を実施したりするなど応募者、受験者の増加を図ってきた、本年5月実施の本市の事務職募集において応募者は初めて福井市の応募者数を超え、厳しい環境にありながら一定の応募者の確保につながっているものと考えているとの答弁がなされました。 これに対して、委員から、応募者の確保については評価できるものの現状に満足するのではなく越前市を担う職員を全国から集めるという姿勢でいてほしいとの要望がなされ、さらに今後の職員の採用の方針についてただされました。 理事者からは、福井県から関西の大学等へ数百名の進学している現状があり、これら学生の関心を呼ぶべき関西圏での説明会を継続的に実施するなど今後も応募者の確保に努めたいと考えていると答弁がなされました。 次に、同じく一般管理費に計上された職員研修事業について、委員から、さまざまな研修を工夫を凝らして実施していると見受けられるが、現時点での課題としてどのようなものがあるか、ただされました。 理事者からは、団塊の世代の退職等により職員の入れかわりが激しく市職員600名のうち入庁10年未満の職員が約200名に上ることから、お客様の対応を徹底することを目的に接遇研修に非常に力を入れている、また全職員を対象に交通安全研修にも力を入れており、本年当市役所が事業所として県警本部表彰を受けたこともあり一定の成果を上げているものと認識しているとの答弁がなされました。 これに対し、委員から、職員が市民のほうを向いて仕事をするという大前提を忘れずに得意分野しか関心を持たず一般市民の生活に目を向けないような職員になることがないよう、基本をしっかり押さえた研修を続けられたいと要望がなされました。 次に、同じく企画費に計上された人口問題・定住化促進対策事業について、委員からは、各課においてさまざまな施策や事業展開がなされていると思うが、全体像の把握やそれぞれの連携はどのようになされているか、ただされました。 理事者からは、総合戦略の推進本部を設置し総合戦略の基本目標である5つの柱ごとに数値目標及びKPIを設定し所管する部会のチームにより事業を推進し年2回事業の進捗、数値目標の検証、対策を図りながら当初予算編成につなげていく仕組みをとっているとの答弁がなされました。 これに対し、委員から、各事業の成果が上がっている話は聞いているが、さらなる成果の向上や改善のための対策が具体化されているのか、重ねてただされました。 理事者からは、本会議の中で平成31年度の対策として具体的に各部局において対策を検討するよう本部からは指示しており、担当協議においても成果が表に出るような取り組みについては予算を重点的に投じることも必要であることから、これらを踏まえながら推進していきたいとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、そのように進展させつつも部長級といった人たちだけではなく若い人たちの意見も反映されるよう検討してほしいとの要望がなされました。 次に、同じく自治振興費に計上された地域自治振興事業について、委員から、地域自治振興基金積立金に関して今回の狭隘道路の除雪によって基金残高がほとんどなくなったという話を聞いているが、基金の現況と今後の狭隘道路除雪に関する交付金についてただされました。 理事者からは、狭隘道路除雪に関する交付金についてはこれまでに地域自治振興基金を財源に充ててきている、本年2月の大雪により交付金の追加が生じ基金を取り崩して対応した結果、基金の残高が底をつくような状況である、市が認定している狭隘道路についてはこれまでも自治振興会や町内会の協力のもと除雪を実施した経緯があり、基金を含め市全体の中で検討していきたいとの答弁がなされました。 これに対し、委員から、自治振興会や町内会の協力のもと狭隘道路の除雪が十分理解され交付金制度も今後も維持されるよう要望がなされました。 また、同じく地域自治振興事業について、委員から、自治振興会の設立から15年経過した中、課題をどのように認識し、また課題の解決について今後どのように取り組んでいくのか、ただされました。 理事者からは、各自治振興会では役員の高齢化が進む一方で、壮年層や女性層の参画が思うように進んでいないため自治振興会の持続可能な組織づくりが大きな課題として上げられる、また近年ブラジル人やベトナム人など労働者を初めとした外国人市民が各地区で増加しており、日本人と外国人との地域での交流や共生についても課題として考えている、今年度は3カ年の地域自治振興計画の最終年度を迎えており、自治振興会に改定作業をお願いしているが、その中で自治振興会の組織強化、外国人との交流や共生についても十分検討していただき計画に反映できるよう要請し支援をしている、今後も自治振興会と連携を密にし協働による地域自治振興を進めていきたいとの答弁がなされました。 次に、民生費の審査に当たりまして、民生費中社会福祉総務費に計上された、しきぶ温泉湯楽里管理事業について、委員から、湯楽里は大学の合宿に利用されるなど健全なイメージがあるので、イメージダウンにならないような運営をしてほしいとの要望がなされました。 理事者からは、市と湯楽里指定管理者は3カ月に1度施設運営について協議する中で、来館者数は年々増加し平成29年度実績が20万人を超えるなど順調に推移していると答弁がなされました。 また、別の委員からは、湯楽里は対外的に情報発信を行っており社会福祉施設と言えない面がある、例えば担当所管部局の変更や部局をまたがった運用が可能なのか、ただされました。 理事者からは、湯楽里については条例上多世代交流の場を提供し市民福祉の向上を図るという目的で社会福祉施設として位置づけている、この設置目的を社会福祉施設から観光施設に変更する場合は条例を改正する必要があるとの答弁がなされました。 次に、同じく社会福祉総務費に計上されたコミュニティセンター柳荘管理事業について、委員からは、新ごみ処理施設が平成32年度から南越前町へ移転することに伴い、これからの柳荘の減免のあり方についてただされました。 理事者からは、柳荘の減免は南越清掃組合の依頼に基づいて行っているが中・長期的な課題であると認識していると答弁がなされました。 これに対し、委員からは、ほかとの整合性についてしっかり議論し減免のあり方を考えてほしいとの要望がなされました。 また、別の委員からは、柳荘は地元町内の人だけに使ってもらうのではなく市民全体が使えるような工夫をするよう指定管理者に指導していただきたいとの要望がなされました。 理事者からは、指定管理者評価委員会でも当施設に対し幅広い市民の利用を求める意見があったことから、今回の指定管理者の業務仕様書に幅広い市民利用について追記した、また現在隣接する温水プールを初めとして家久スポーツ公園全体の連携を行っているほか、市内の自治振興会やスポーツ、子供の合宿に利用されていると聞いているとの答弁がなされました。 次に、同じくひとり親家庭福祉費に計上された、ひとり親家庭等自立支援事業について、委員からは、ひとり親家庭児童学習支援事業について今後の事業展開の考え方や市内で実施している子供食堂などの事業主体と市との連携についてただされました。 理事者からは、この事業はひとり親家庭に限定している事業ではあるが、ひとり親家庭以外の子供や生活困窮家庭の子供を含めた学習支援を前提とした居場所を市内に展開したいと考えている、また子供たちへの対応については市は学習支援や子供食堂の主体と連携をとりながら対応しているとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、民間と行政が連携をとって生活困窮家庭の子供たちがしっかり学習できるような環境づくりを進めてほしいとの要望がなされました。 次に、衛生費の審査に当たりまして、衛生費中保健衛生総務費に計上された地域医療活動支援事業について、委員からは、武生看護専門学校運営補助金について丹南地区の他の自治体も同様の補助金を出しているのか、ただされました。 理事者からは、補助金については丹南地区の他の4市町も補助金を出しているが、越前市が一番高額となっている、また県や武生医師会からも補助金が出ているとの答弁がなされました。 さらに、委員からは、学校卒業後の就職状況についてただされました。 理事者からは、卒業生の半数近くは丹南地区に就職しており越前市への就職が一番多く、その次が鯖江市となっている、その他福井市、坂井市等に就職する生徒が半数ほどとなっているとの答弁がなされました。 また、別の委員から、以前は学校卒業後3年間は地元で仕事をしていただくという条件があったように思うが、現在どのような条件があるのか、ただされました。 理事者からは、現在卒業生がどれだけ地元に就職しているかをもとに看護学校の補助金を算出しているとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、看護師不足と言われているので卒業後はより多くの学生が越前市に就職してもらえるような方策を武生医師会と協議してほしいとの要望がなされました。 次に、同じく合併処理浄化槽費に計上された浄化槽設置整備事業について、委員からは、平成29年度までの実績と進捗状況についてただされました。 理事者からは、平成29年度は107基の合併浄化槽を設置し計画が始まった平成23年度からの累計設置数は814基となっている、今年度の上半期については90基の設置計画申請をいただいているところであるとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、設置をためらう家庭に対し補助制度の利用を後押しするような工夫はないか、ただされました。 理事者からは、設置が進まない理由としての合併浄化槽の設置については浄化槽の設置工事費とあわせて排水設備の改修等の費用も発生するため、その資金の面からちゅうちょされる家庭もあると考えている、合併処理浄化槽の設置については融資制度を設けているので、そのような制度も周知を図っていきたい、また高齢者のみの世帯では住宅に対する投資を避ける風潮があることや単独処理浄化槽を使用している世帯では現在の生活に困っていないことなど設置が進まない理由として考えられる、今後視点を変え地域の環境を守るという面からも合併処理浄化槽は必要であると考えており、これまでの事情、現状を分析しながら合併処理浄化槽設置の普及啓発を図っていきたいとの答弁がなされました。 次に、農林水産業費の審査に当たりまして、農林水産業費中農業振興費に計上された農作物鳥獣害防止対策推進事業について、委員から、相変わらず猿による被害が多い、猿の捕獲おりを移設したと聞いたが、その後の捕獲実績はどうであったか、ただされました。 理事者からは、残念ながら今年度はまだ捕獲実績はないが、昨年猿発信器装置の装着業務や猿モニタリング業務に予算を計上し現在味真野地区方面の猿の群れに発信器を設置したところであるとの答弁がなされました。 続けて、委員から、近年鹿による被害も増加している、鹿対策についての関係者への講習会や研修会等についての予算計上がなかったのか、ただされました。 理事者からは、本決算に講習会費は入っていないが丹南地域5市町において鹿に対する有効な捕獲についての研究を進めており、本年度についても継続して捕獲に対する実証実験を行っているところである、また防除についても本年度電気柵についての補助を行っており、今後ますますふえるであろう鹿被害に対し防除と捕獲の両輪で進めていくとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、本事業において決算額が予算額よりも1,000万円下がっている、決算額が下がっても被害が大きく減ったなど、その成果が効果があるものであればよいが、今後も効果的な予算の執行を要望されました。 次に、商工費の審査に当たりまして、商工費中商工総務費に計上されました中小企業融資事業について、委員から、決算額が前年度と比較して3億6,000万円の減となっているが融資をしてこなかったということか、ただされました。 理事者からは、金融庁の行政方針により金融機関の中小企業に対する経営支援を重点的に行うこととされ、それにあわせ市は平成29年度からこれまでの融資制度を変更したことによるものである、これまで市が金融機関に原資を預託し協調融資という方法で企業への融資が行われてきたが、新制度では金融機関のみの資金による融資制度を設け市は利子補給を行う伴走型支援としたことにより、預託の金額が0となり3億6,000万円の減となったとの答弁がなされました。 これに対し、委員から、この伴走型融資事業というのは中小企業に密着した施策であり、制度を周知し大企業だけでなく中小企業振興にもしっかり取り組んでほしいとの要望がなされました。 理事者からは、この伴走型融資について融資先の企業もふえており今後も制度周知に努めていきたい、またアタック100事業として職員が企業に出向く中でも企業からのさまざまな意見を伺いながら、必要な支援制度を考えていきたいとの答弁がなされました。 次に、同じく工業振興費に計上された企業誘致事業について、委員からは、企業立地促進補助金は平成18年度から継続して行われており、平成29年度までの補助交付決定額は合計35億円である、その費用対効果を考える一つの指標として、その期間の税収を試算すると約34億9,800万円であり、ほぼ同額の数字となっているが、この事業は効果を果たしているのか、ただされました。 理事者からは、約10年かけて支出した補助金について、ほぼ同額を市税として回収しており、この後も税収は継続する、市としては中小企業を対象としたさまざまな支援制度の整備にも取り組んでおり、この企業立地促進補助金についても中小・小規模事業者向け要件を緩和したことにより中小・小規模事業者の利用もふえてきており、今後も多くの企業に利用していただきたいとの答弁がなされました。 次に、土木費の審査に当たりまして、土木費中都市計画総務費に計上された新婚夫婦定住化支援事業について、委員からは、補助金の利用状況についてただされました。 理事者からは、昨年度当該事業について201件の利用があった、利用実績については結婚される方の数と賃貸物件にお住まいになる方の数によるもので、どのくらいの数の需要があるのかつかみにくいところではあるが、市内外の不動産業者に対し越前市ではこのような支援策があることを営業訪問を行って説明しているところであり、引き続き市内の定住化に向けて取り組んでいきたいと考えているとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、このような補助制度については市内の不動産業者だけでなく県内の不動産業者についても引き続き周知を図ってほしいとの要望がなされました。 理事者からは、賃借物件について不動産業者との連携強化が必要と考えており、越前市住まい情報バンクのおうちナビ等の連携をとり、その情報を市のホームページに提供しているところであり、現在の状況としては住まい情報バンクに情報を掲載している、29社不動産業者のうち16社が市内業者である、今後とも不動産業者と連携を強化しながら住まいの情報発信に努めていきたいとの答弁がなされました。 次に、同じく住宅管理費に計上されたアスベスト調査事業について、委員からは、この事業について調査費だけでなく撤去についての補助もつくるべきでないかと昨年度質問したところであるが、その点いま一度検討されているか、ただされました。 理事者からは、撤去については金銭的な支援は行っていないが、いろいろな相談に対し窓口として支援をしている、県内の状況においてもどの自治体も調査費の補助を行ってはいるが、撤去費までの補助は行っておらず、国、県の動向を踏まえながら対応をしていかざるを得ないというのが現状であるとの答弁がなされました。 次に、教育費の審査に当たりまして、教育費中社会教育総務費に計上された社会教育委員の会議開催事業について、委員からは、社会教育団体の活動がここ最近低迷しているが、社会教育委員の会ではどのような議論がなされているのか、ただされました。 理事者からは、昨年度女性会について以前の連合女性会のような組織加入型から越前市の女性全てを対象とした事業参加型に組織形態を変更し活動を行っていると説明し意見交換を行ったとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、会議は年3回開かれているとのことだが、社会教育活動のあるテーマについてより議論したり調査活動する場合は最低でも年5回の会議を開催するなどし、社会教育活動がより推進できるよう努めてほしいとの要望がなされました。 次に、同じく地区公民館費に計上された放課後子ども教室推進事業について、委員からは、合宿通学事業委託料に関し合宿の日数は地域の実情に合わせ1泊2日から4泊5日と異なっているが1泊2日では自立性、協調性などを育むといった合宿通学の本来の目的が達成できていないのではないかとただされました。 理事者からは、合宿通学の日数が長いほど効果的であるということは認識しているが、地域の実情に合わせる中でなるべく宿泊数をふやしていただくよう働きかけを行っていきたいと、一方子供の数が少ない地区においては1年から6年までの児童を対象に1泊2日で実施しているところもあり、宿泊数が少ない場合においても学年が違う子供たちが一緒になって何かをつくり上げることは子供の成長にとって有意義であると考えているとの答弁がなされました。 さらに、委員からは、合宿通学は親育ちの一面もあると考えており、子供が合宿通学に行った翌年に親が合宿通学に何らかの形でかかわるというような流れを事業の中に盛り込むことはできないか、ただされました。 理事者からは、子供が合宿通学に行った翌年にスタッフとして協力を呼びかける仕組みを行っている地区もあるので、公民館主事連絡会の中で意見交換や事例発表をしながら各地区に広げていきたいとの答弁がなされました。 次に、同じく体育施設費に計上されたスポーツ施設管理運営事業について、委員からは、みどりと自然の村の太陽の広場とサン・スポーツランドは年間利用者が少ない状況にあるが今後市民に利用してもらうための工夫は考えているのか、ただされました。 理事者からは、みどりの自然の村については利用者の多くがキャンプ利用となっている、そのため来年度は老朽化しているテニスコートを廃止しオートキャンプができるような設備の整備を検討しており、みどりの自然の村は誘客施設として利用できないか、試験的に取り組みを行いたいと考えている、また多目的広場、芝生広場にはグラウンドゴルフのできるスペースを確保しているため、いろんなことが体験できる施設として利活用できないか考えているとの答弁がなされました。 以上、一般会計決算審査に当たり特に論議のあった点を申し上げましたが、審査の結果、議案第60号につきましてはこれを認定すべきものと決しました。 次に、議案第61号平成29年度越前市下水道特別会計歳入歳出決算、議案第62号平成29年度越前市国民健康保険特別会計歳入歳出決算、議案第63号平成29年度越前市介護保険特別会計歳入歳出決算、議案第64号平成29年度越前市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、以上4案につきましていずれもこれを認定すべきものと決しました。 以上、決算特別委員会の審査結果を御報告いたします。 ○議長(川崎悟司君) 委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 本7案の決算の認定案に対する委員長の報告はいずれも認定であり、あわせて平成29年度越前市水道事業会計の利益の処分及び平成29年度越前市工業用水道事業会計の利益の処分については原案可決であります。 本7案については委員長の報告どおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 異議なしと認めます。 よって、議案第58号、議案第59号、議案第60号、議案第61号、議案第62号、議案第63号、議案第64号の7案の決算の認定案はいずれもこれを認定することに決し、あわせて議案第58号中の平成29年度越前市水道事業会計の利益の処分及び議案第59号中の平成29年度越前市工業用水道事業会計の利益の処分については原案どおり可決されました。  ================ △日程第10 議案第76号 ○議長(川崎悟司君) 日程第10議案第76号越前市職員の給与に関する条例等の一部改正についてを議題といたします。 本案に関し、理事者の説明を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 倉田総務部長。 ◎総務部長(倉田昌宜君) 〔登壇〕それでは、議案第76号越前市職員の給与に関する条例等の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。 本案は、本年度の人事院及び福井県人事委員会の勧告に基づき越前市職員の給与に関する条例等の一部を改正いたそうとするものであります。 改正の内容でありますが、一般職員に係る部分につきましては給料表の改定、勤勉手当の支給率の年間0.05月分引き上げをするため越前市職員の給与に関する条例の一部を改正いたそうとするものであります。 また、常勤の特別職につきましても期末手当の支給率について年間0.05月分引き上げをするため市長等の給料その他の給与に関する条例等の一部を改正いたそうとするものであります。 なお、この条例は公布の日から施行いたそうとするものでありますが、附則において一般職の職員の給料表の改定については平成30年4月1日から適用いたそうとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。
    ○議長(川崎悟司君) 以上をもって提案理由の説明を終了いたします。 この際、申し上げます。 議案質疑につきましては一問一答方式により1議題質疑、答弁を含めて30分以内の時間制限により行います。 本案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 質疑を終結いたします。 本案については総務委員会に付託いたします。 暫時休憩いたします。 休憩中に委員会を開催し、議案に対する審査をお願いいたします。 再開は委員会終了後お知らせいたします。       休憩 午前10時47分       再開 午前10時59分 ○議長(川崎悟司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第76号越前市職員の給与に関する条例等の一部改正についての審議を続行いたします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 吉田総務委員長。 ◆総務委員長(吉田啓三君) 〔登壇〕ただいま議題となりました総務委員会に付託されました 議案第76号 越前市職員の給与に関する条      例等の一部改正について委員会の審査の結果を御報告いたします。 本案につきましては、本会議休憩中に委員会を開き、関係理事者の出席を求めて審査いたしました結果、原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、総務委員会の審査結果の御報告といたします。 ○議長(川崎悟司君) 委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案については委員長の報告どおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 異議なしと認めます。 よって、議案第76号は原案どおり可決されました。  ================ △日程追加 議案第84号 ○議長(川崎悟司君) ここでお諮りいたします。 ただいま議会運営委員長から、議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正を求める議案が提出されました。 この際、本案を日程に追加し議題といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 異議なしと認めます。 よってこの際、本案を日程に追加し議題とすることに決しました。 職員に本案を配付いたさせます。  ──────────────── ○議長(川崎悟司君) それでは、議案第84号議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。 本案に関し、議会運営委員長の説明を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 川崎俊之議会運営委員長。 ◆議会運営委員長(川崎俊之君) 〔登壇〕ただいま議題となりました議案第84号議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正につきまして提案理由を御説明いたします。 本案は、本年度の人事院及び福井県人事委員会の勧告に基づき、ただいま可決されました越前市職員の給与に関する条例等の一部改正にあわせ議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正いたそうとするものであります。 改正の内容でありますが、期末手当の支給率について特別職にあわせ年間3.35月に改正いたそうとするものであります。 なお、この条例は第1条については公布の日から、第2条については平成31年4月1日から施行いたそうとするものであります。 以上、よろしく御審議いただきますとともに、議員各位の賛同をお願いいたしまして提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(川崎悟司君) 本案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 質疑を終結いたします。 本案については会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員会への付託を省略することに決しました。 それでは、直ちに討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 本案については原案どおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 異議なしと認めます。 よって、議案第84号は原案どおり可決されました。  ================ △日程第11 議案第69号から議案第75号まで、及び議案第77号から議案第83号まで ○議長(川崎悟司君) 日程第11議案第69号平成30年度越前市一般会計補正予算第6号から議案第75号平成30年度越前市工業用水道事業会計補正予算第1号まで及び議案第77号職員の自己啓発等休業に関する条例の一部改正についてから議案第83号専決処分の承認を求めることについてまでの14案を一括して議題といたします。 本14案に関し、理事者の説明を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 〔登壇〕本日ここに平成30年第6回越前市議会定例会が開会され提案いたしました平成30年度12月補正予算案を初め各種案件の御審議をいただくに当たり、当面する市政の重要課題について御説明を申し上げ議員各位並びに市民の皆様の御理解を賜りたいと存じます。 まず、福井しあわせ元気国体・福井しあわせ元気大会については、9月29日から10月15日にかけて織りなそう力と技と美しさをスローガンに県内各地で盛大に開催されました。9月29日の総合開会式には天皇皇后両陛下が御臨席されたほか、国体・障スポの会期中に多くの皇族が御来県をされ、本市においては10月2日に秋篠宮眞子内親王殿下が紙の文化博物館を御視察後にソフトボール競技をごらんになられるとともに、10月5日には高円宮絢子女王殿下がソフトテニス競技をごらんになられました。本市では、国体の正式競技としてフェンシング、ソフトボール、ソフトテニス、軟式野球が、デモンストレーションスポーツとして武術太極拳とシルバーソフトバレーボールが、障スポではソフトボールが実施をされ、一部の競技で台風による日程の変更がありましたが、選手、大会関係者、観客など県内外から多くの来場者をお迎えし、成功裏に開催することができました。また、各会場は手づくりの応援旗やのぼり旗、会場いっぱいに飾られた花飾りに加え地元食材などを使った振る舞い料理や子供たちの学校観戦など市民一丸となったおもてなしにより大いに盛り上がりました。各競技団体やボランティアの皆様を初め、国体・障スポの運営に御協力いただいた皆様に厚く御礼を申し上げます。国体・障スポの成功によって得られた多くの経験や感動をレガシーとして今後のまちづくりに生かしてまいります。 次に、本庁舎の建設については、平成31年10月末の完成に向け現在上屋の鉄骨工事や越前瓦の技術で製作した瓦タイルの外壁工事を進めています。こうした中、10月16日のKYB株式会社及びその子会社製の免震・制震装置の性能検査データ改ざん報道を受け、本市に該当する制震ダンパーが存在しないか、直ちに施工業者及び設計監理業者に確認を求めたところ、11月12日に施工業者から全71台の制震ダンパーのうち納入済みの19台について、その性能が保障された製品か判別できないことから全て返品し、国が製造メーカーに求めている品質加工手順に沿って出荷するよう求めたとの報告を受けました。今回の事案は建築物の安全・安心に対する市民の信頼を揺るがす遺憾な行為であり、施工業者には納入する71台全てのダンパーについて設計図書に定められた品質が確保されたものを納入するとともに、全体工期がおくれることのないよう求めています。 緊急発掘調査で出土した石垣や礎石等の利活用については、9月27日に第1回、11月1日には第2回の庁舎前広場整備利用検討会議を開催し多くの御意見をいただいたところです。引き続き議会や市民の御意見、検討会議での御議論を踏まえ来年夏ごろに整備方針を取りまとめてまいります。 9月25日に供用開始したあいぱーく今立については、設置目的である市民交流の場の提供、にぎわいの創出及び地域の振興を図るため市独自の企画事業として本年度は歴史や文化、健康等をテーマとした7講座28回のあいぱーく講座を開催しています。また、地域拠点であるあいぱーく今立周辺に必要な都市機能の誘導を図るため、民間活力による整備の可能性について検討を行ってまいります。 次に、北陸新幹線の整備については、三ツ屋高架橋と北陸新幹線(仮称)南越駅高架橋、平林高架橋の工事区間において基礎工事の進捗に合わせて躯体工事及び保守基地部分の地盤改良工事が行われ、他の工事区間においても工事用道路の建設などが詰められています。駅舎のデザインについては、鉄道・運輸機構やJR西日本金沢支社と内観デザインへの伝統的工芸品の活用に向けた協議を行っており、鉄道・運輸機構からは年度内をめどに内観を含めた実施デザインを決定する予定と伺っています。 (仮称)南越駅周辺の土地利用については、地元代表者や地権者等で構成するまちづくり協議会の設置を年内に予定しており、同協議会の代表者や学識経験者等で構成をするまちづくり計画策定委員会についても年度内に設置し、(仮称)南越駅と北陸自動車道武生インターチェンジ、国道8号に近接した立地特性を生かすとともに、経済情勢等も的確に踏まえた(仮称)南越駅周辺のまちづくり計画を来年度に策定してまいります。 (仮称)南越駅周辺の下水道整備については、11月14日の下水道事業の変更認可を受け現在は設計を行っており、(仮称)南越駅アクセス道路の整備と連携した管渠布設工事の年度内着手に向け準備を進めています。 次に、人口減少への対応については、平成27年11月に策定をした市総合戦略に掲げる5つの基本目標を着実に推進するため全庁挙げて人口減少対策・定住化促進対策の取り組みを進めています。その成果として、住民基本台帳に基づく本市の11月1日時点の人口は8万3,184人で、1月1日時点と比べて123人増加をしました。今後も市内企業の事業拡張と雇用の増大が見込めることから、企業との連携を深めながら住宅取得施策を重点的に推進し市内居住への誘導を図ってまいります。 次に、経済雇用情勢については、内閣府が11月14日に発表した7月から9月期の国内総生産GDPの速報値によると、成長率は実質0.3%の減、年率換算で1.2%の減と2・四半期ぶりのマイナス成長となりました。一方、10月30日に福井労働局が発表した9月の県内有効求人倍率は2.09倍で、前月を0.06ポイント下回っていますが、前年同月を0.10ポイント上回っており、東京都の2.18倍、広島県の2.14倍に次いで全国3位となっています。また、武生公共職業安定所管内では1.88倍と前月を0.01ポイント下回っていますが、前年同月を0.09ポイント上回っています。引き続き関係機関と連携し、経済雇用対策の推進を図ってまいります。 次に、来年度当初予算の編成については、10月25日に平成31年度当初予算編成方針を決定しました。その中で、重点的に予算を配分する重点項目については、市総合戦略に掲げる施策の着実な展開に取り組み定住化の促進を図るため、まちづくり基盤整備の推進を初め人口問題・定住化対策の推進、次世代を育む施策と健康づくりの推進、環境と文化と調和した産業の育成、地域防災力の充実強化の5項目を重点項目に位置づけたところであり、めり張りのある予算編成を行いながら事業の進捗を図ってまいります。また、来年10月からの消費税引き上げに伴う駆け込み、反動減に対して機動的な対応を図るため国、県において臨時特別の措置を講じる場合は的確に対応するとともに、市においても効果的な需要喚起策を検討していくことを明記しました。 それでは、順次まちづくりの5本の柱に沿って主な取り組みを御説明いたします。 まず最初に、1つ目の柱である元気な産業づくりについて申し上げます。 内閣府が11月22日に発表した11月の月例経済報告では、景気の基調判断を1月から11カ月連続で景気は緩やかに回復しているとし、先行きについては雇用所得環境の改善が続く中で各種政策の効果もあって緩やかな回復が続くことが期待されるとしています。 本市においては、10月11日に信越化学工業株式会社がフォトマスクブランクスの生産能力を増強するため池ノ上分工場を増設すると発表し、来年2月の着工、2021年4月の完成を予定しています。また、10月25日には小野谷機工株式会社の新社屋と新工場が完成し、製造工程の効率化と生産能力のアップを図りました。さらに、11月1日にはナカヤ化学産業株式会社が今立工業団地の隣地に新工場と物流センターを建設し、11月に操業したところです。相次ぐ設備投資への支援については、従業員数が20人以下の小規模事業者3社を含む中小・小規模事業者8社への持続的発展生産設備増設等補助金に係る所要額を12月補正予算案に計上いたしました。また、11月6日に新事業チャレンジ支援事業の後期審査会を開催して新たに3件を認定し、本年度は計6事業者に新商品開発等の補助を行っています。 伝統産業の振興について、越前和紙については和紙の新たな可能性を引き出すため、平安時代の装飾料紙を復元する紙漉き職人と現代を代表する書道家や染織家による越前装飾料紙シンポジウムが10月28日にあいぱーく今立で開催をされました。翌29日には越前和紙産地見学会も行われ、参加者が各方々に足を運び紙漉き技術の奥深さを再認識しました。 越前打刃物については、10月20日、21日に刃物の里大感謝祭が開かれ、6月に新たに組織をされた越前打刃物武生保存会のメンバーが主体となり古代製鉄法である、たたら公開実演などのイベントを行い約2,000人が訪れました。 越前箪笥については、タンス町通りを越前箪笥の展示エリアと位置づけ歴史や文化を生かしたまちづくりを推進しており、タンス町通りに面するたんす店の製造工程の見える化を図るため2件の工房改修を支援しています。 商業の振興については、総社通りや京町かいわいなどの町なか重点エリアにおいて昨年4月から7店舗の改築、改装が行われており、新たな店舗の開業等によるにぎわいの創出とともに周辺への出店需要もふえています。また、買い物客の利便性向上のため昨年7月よりクレジット決済用端末機の設置に係る支援制度を設け、現在までに17店舗に新たな端末機が導入されました。9月にはJR北陸本線で交通系電子マネーICOCAが使用可能となり、キャッシュレスの利便性がより身近に感じられるようになったため、外国人観光客の受け入れ態勢整備の観点からも引き続きキャッシュレス決済の推進に努めてまいります。 2018たけふ菊人形については、9月28日から11月4日までの38日間開催し、国体との同時開催の効果もあり昨年の約16万人を大きく上回る約25万人が来場しました。菊人形館においては、昨年から大型テントを併設して従来の約2倍の面積で千輪菊や七本仕立てなどの菊花を展示するとともに、各場面の菊人形のつくりを大きくしたことが来場者から好評を得ました。 また、OSK日本歌劇団のレビューショーはガーシュウィンナイトと題し歌とダンス中心の構成でファンを魅了するとともに、福井弁が紹介される場面もあって会場は大いに盛り上がりました。 いわさきちひろ生誕100年記念事業については、町なかギャラリーに加え町なかにタペストリーを設置し市民の機運醸成を図っています。ちひろの生まれた家記念館では、ピエゾグラフ展世界のおはなしを武生公会堂記念館の特別展と連携して開催しており、引き続きJR京都駅でのPR活動など一層の誘客拡大に取り組んでまいります。 9月補正予算に計上した地域創生推進交付金を活用した訪日外国人誘客に係る調査事業については、株式会社JTBと契約を締結し地域資源のポテンシャル調査や訪日外国人のニーズ調査など各種調査業務に着手しており、来年度以降の事業計画の策定に向け準備を進めています。 越前げんきフェスタについては、10月20日にあいぱーく今立の完成を祝い今立4地区と味真野地区の自治振興会並びに越前市商工会が連携協力し例年のお笑いつるつるイッパイと商工会マルシェに加え新たに山車の展示、小・中学生によるタイムカプセルの埋設、餅まき等の合同文化祭を開催しました。 農業の振興については、11月17日、18日に市まるごと食の感謝祭を武生中央公園文化センターで開催しました。市内外から約2万人の来場者があり、地元食材を使用したふるさとランチバイキングやかまど炊き体験を通して御飯食の大切さを伝えるごはん塾の実施、農畜産物や加工品、カニ汁、グルメ等の販売、食育活動の紹介など本市ならではの食の取り組みをPRし、地産地消や食育の推進を図る機会となりました。 鳥獣害対策については、鳥獣害対策組織支援事業に取り組む集落が防護柵を設置する際、現地指導を行うとともに、柵の維持管理の重要性について説明を行ってきました。4月からの捕獲実績については、11月21日現在でイノシシを358頭捕獲し、前年同時期と比べて129頭の減、ニホンジカは90頭で前年同時期と比べて10頭の減となっています。引き続き防護と捕獲の2つを両輪として対策の強化を図り、被害の減少に努めてまいります。 次に、2つ目の柱である元気な人づくりについて申し上げます。 市地域福祉計画の改定案については、今議会で御意見をいただくとともに、パブリックコメントを実施した上で本年度末の計画策定を目指してまいります。 たけふ福祉工場とさんハウスたけふについては、本年度末の指定管理期間満了後に現指定管理者である社会福祉法人たけふ福祉会へ譲渡するため行政財産を普通財産とし、財産処分の手続を進めてまいります。両施設の運営については、平成7年8月に設置されて以降、当該社会福祉法人が担い市指定管理施設評価委員会でも高い評価を受けていることから、譲渡後は市との協議が不要となり法人みずからの意思決定によるスピード感のある対応が図られるものと期待をしています。 重度心身障害者医療費助成など扶助費については、サービス利用の増加などに伴い12月補正予算案に所要額を計上いたしました。臨時福祉給付金については、給付金実績額が確定したことから返還金を12月補正予算案に計上いたしました。 高齢者福祉については、10月に坂口地区と味真野地区に新たに生活支援団体が設立をされ、市内で5つの団体による住民主体の訪問サービスが提供されており、高齢者の生活を地域で支え合う取り組みが広がっています。また、町内ごとに開催をされているいきいきふれあいのつどいも209カ所となり、引き続き歩いて通える身近な場所で介護予防を進めてまいります。 後期高齢者医療については、県後期高齢者医療広域連合が4月から保険料率等を改定したため、予算の増額分を12月補正予算案に計上いたしました。 来年度に改定予定の市子ども・子育て支援計画と市子ども・子育て支援事業計画については、基礎資料となる教育保育需要の見込み及び地域子ども・子育て支援に関する希望調査を11月から開始しました。この分析結果を計画に反映するとともに、本年度が最終年度となる市ひとり親家庭自立支援事業計画と一体化し、着実に取り組みを推進してまいります。 保育行政については、乳幼児の睡眠中に発生しやすい重大な事故を防止するため公私立園にベビーセンサー等を設置する費用と保育ICTが未導入であった私立園へ導入を行う補助に加え、過年度各種交付金事業の実績に基づく返還金等に係る所要額を12月補正予算案に計上いたしました。 市民の健康づくりについては、市健康21計画第3次に基づき成長期の子供たちの食生活を課題に取り上げた市食生活改善推進委員会の健康食ランチバイキング、市運動普及推進員会の運動普及市民講座などを開始したほか、地域における健康づくり活動に保健師など市専門職員が積極的に参加し心と体の健康づくりを推進しています。 また、市自殺対策計画の来年度の策定に向け、年内にワーキンググループによる現状把握や課題分析に着手し年度内に計画策定委員会を設置してまいります。 子供の定期予防接種については、麻疹、風疹及び日本脳炎の予防接種件数の増加に伴う所要額を12月補正予算案に計上いたしました。 学校施設の整備については、味真野小学校屋内運動場の大規模改修並びに大虫小学校グラウンドトラック整備が10月に完了しました。学校の教育情報化推進事業については、小・中学校に9月に導入をした教師用のタブレットパソコンを活用した事業が始まり児童・生徒用のタブレットパソコンについても9月に賃貸借契約が完了したことから、3学期には教師と児童・生徒が互いにタブレットパソコンを使って授業ができる環境が整備されます。 市内5地区で運行している小学校通学バスの運行委託については、来年度からも引き続き円滑に運営するため債務負担行為に係る所要額を12月補正予算案に計上いたしました。 生涯学習の推進については、市壮年協議会が主管し11月11日に本市で県壮年のつどいが開催され、市内外より約140人が参加しました。また、青年グループなう・すたんどの活動を支援してきた岡本公民館の取り組みが全国の優秀館5館に選ばれ、11月2日に表彰を受けました。 読書活動の推進については、中央図書館において現在いわさきちひろ生誕100年記念として、ちひろと文江の愛した武生と近代武生の女学生の展示を行っています。11月10日には大正期の女学生に扮したスタッフがいわさきちひろと母の文江にゆかりの地を案内する、いわさきちひろでまち歩きを、11月24日には絵本雪の日の誕生日を使って手話にチャレンジする手話で楽しむいわさきちひろ絵本を開催し、好評を得ました。また、としょかん冬の本まつりと題し、12月はクリスマスや正月に向けたイベント、1月には毎年恒例の本の福袋や周辺施設との連携企画など多彩なイベントを開催してまいります。 武生公会堂記念館で開催中の生誕100年記念ピエゾグラフによるいわさきちひろの歩み展については、11月9日から後期展絵本表現の可能性を求めてが始まり、アンデルセン童話など絵本の数々を展示しています。ちひろさんの誕生日前日の12月14日には、だるまちゃん広場で開かれるアニバーサリー前夜祭と連携しナイトミュージアムを開催するとともに、誕生日当日はちひろが生まれた家記念館とあわせて入館料を無料にします。また、12月24日の展示会最終日にはちひろの子育て、猛の子育て、春野の子育てと題し、ちひろさんの長男松本猛さんと孫の春野さんによる対談を開催します。 5月に亡くなられた、かこさとし氏をしのぶ取り組みについては、全国巡回展のスタートと位置づけられた、かこさとし展(仮称)を来年3月21日から武生公会堂記念館で開催するため、12月補正予算案に所要額を計上いたしました。 文化センター、ふるさとギャラリー叔羅、いまだて芸術館については、市指定管理者評価委員会の意見を踏まえ指定管理者の募集を実施し、10月31日に開催した文教施設指定管理者選定委員会の結果を受け公益財団法人越前市文化振興施設管理事業団を指定管理者の候補者に選定しました。 第37回菊花マラソンについては、菊花が咲き誇る小春日和の中、5種目28部門にエントリーをした3,756人のランナーが市内を駆け抜けました。ゲストランナーとしてシドニーオリンピックとアテネオリンピックの長距離走に出場した大島めぐみさんを迎え参加者と一緒に3キロの部に出場するとともに、ゴールではランナーを出迎えたり表彰式のプレゼンターを務めるなど大会を盛り上げていただきました。本市最大の市民参加型スポーツ大会として、今後も多くのランナーに親しまれる大会を目指してまいります。 次に、3つ目の柱である快適で住みよいまちづくりについて申し上げます。 9月4日から5日にかけて本市を通過した台風21号により、市内では農地や山林に被害が発生をしました。農地においては、圃場ののり面崩壊、山林では林道等ののり面崩壊や水路破損などの被害を受け、災害復旧に係る所要額を12月補正予算案に計上いたしました。 武生中央公園については、5月に亡くなられたかこさとし氏がふるさとや平和を思う気持ちを表現した、かこさとしをしのぶ碑を設置するため12月補正予算案に所要額を計上いたしました。 だるまちゃん広場イルミネーション~光のさんぽみち~については、10月26日に点灯式を行い12月25日までの間、だるまちゃん広場の樹木を5色のLED約1万5,000球で装飾しています。この取り組みは、本市と地方創生に関する包括的連携協定を締結した信越化学工業株式会社武生工場、株式会社福井村田製作所、アイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社が主体となり初めて実施をしたもので、今後は幅広い参画を求めてまいります。 武生中央公園日野川河川緑地については、市指定管理者評価委員会の意見を踏まえ民間事業者の提案を最大限に発揮できる自主事業提案型の指定管理者の募集を実施し、11月15日に開催をした基盤施設指定管理者選定委員会の結果を受け越前パークマネジメント共同事業体を指定管理者の候補者に選定しました。また、武生中央公園日野川河川緑地以外の都市公園については、市指定管理者評価委員会の意見を踏まえ来年度以降は市の直営施設として適正かつ効率的に管理運営するため債務負担行為に係る所要額を12月補正予算案に計上いたしました。 (仮称)市民センターの整備については、基本設計、実施設計を進める中でレイアウトや利用条件等の検討を進めています。来年11月のオープンに向けて引き続き検討を深め、来年3月議会の設置管理条例案と予算案を上程してまいります。 コウノトリが舞う里づくりについては、9月17日にエコビレッジ交流センターにおいて2018コウノトリが舞う里づくり大作戦を開催し、地元農産物、加工品の販売、クイズラリーなどを行い学ぶ、味わう、楽しむの3つの分野を通して参加者がコウノトリが舞う里づくりへの関心を深めました。あわせて5月に誕生したこころちゃん、りゅうくん、ひかりちゃんの3羽が同日湯谷町で放鳥されました。本市で生まれた3羽のコウノトリは元気に大空に羽ばたき、現在は県外に滞在していますが、やがてパートナーを連れて本市に戻ってくることを期待しています。県の放鳥は計画の10羽に対し本年度で9羽となりましたが、飼育繁殖事業の目的である野外コウノトリの定着には至っていないことから、引き続き事業の推進を県に要望しています。 ごみの減量化やリサイクルの推進については、おいしいえちぜんたべきり運動として国体仕様の食べきり啓発用の箸袋を1万枚作成し、国体競技の選手、役員の弁当に添えるとともに、市内飲食店などにも配布し国体の機運醸成とあわせて食品ロスの削減に関する広報啓発を行いました。 環境保全活動については、市エコビレッジ交流センターが取り組んできた里地里山での継続した環境活動の実績が評価をされ、8月28日に公益財団法人日本建築士会連合会よりまちづくり賞奨励賞を受賞しました。 下水道事業については、下水道管路施設が自然災害等の不測の事態により被害を受けた場合においても短期間で復旧できるよう、11月16日に公益社団法人日本下水道管路管理業協会と県内自治体で初めて災害時における下水道管路施設の復旧支援協力に関する協定を締結しました。 家久浄化センターの改築更新については、平成26年度から5年間にわたって日本下水道事業団へ委託して進めてきた長寿命化対策工事が順調に進捗したため、協定額の確定に伴う基本協定の変更に係る議案を今議会に上程いたしました。 地域ぐるみ接続奨励金については、区長会や各町内に対して制度周知や活用紹介などの働きかけを行った結果、本年度に入って新たに15町内で取り組みが始まりました。 合併処理浄化槽の普及については、10月末現在で130基の合併処理浄化槽設置の補助申請があり、追加に係る所要額を12月補正予算案に計上いたしました。 次に、4つ目の柱である安全で安心なまちづくりについて申し上げます。 雪害対策については、平成30年2月大雪の検証結果を踏まえ、明らかとなった課題と対策を市雪害対策実施計画に反映するとともに、市と関係機関による市雪害対策連絡会議を11月7日に開催し積雪時の除雪体制や災害応急対策などの確認を行いました。あわせて本年度に市道路無雪化事業整備計画の改定を行っており、前期計画期間については消雪ネットワークを形成するための優先すべき幹線道路を決定し、6月議会に整備路線をお示ししたところであり、後期計画期間については今後の国県道の消雪施設の整備状況を踏まえ、これまでの整備路線及び前期計画路線等による消雪ネットワークを補完する路線や前計画からの継続路線を整備することとし、前期計画路線の整備がおおむね終了する時点において、改めて整備路線の検討を行ってまいります。 危険空き家等対策については、9月の台風21号や24号により急速に危険度が進んだ空き家に対し通学路や隣家等への危険を回避するため最小限の応急対応を行う緊急安全措置に係る所要額を12月補正予算案に計上いたしました。また、市老朽危険空き家等解体撤去補助事業については、これまでに6件の実績があり今後も所有者みずからによる解体が予想されることから、12月補正予算案に所要額を計上いたしました。 地域における防災活動の指導的役割を担う防災士の育成については、11月から12月にかけて開催される防災士養成研修に市民38人が応募し、資格取得後の市防災士の会への入会が予定されているため、引き続き市防災士の会の充実強化を図ってまいります。 市防災訓練については、11月18日に味真野小学校を主会場に南越消防組合との合同開催により実施しました。訓練は地震災害を想定し、味真野地区の800人を超える住民が参加して町内一次避難場所への避難訓練や起震車による地震体験、初期消火煙体験等を行い防災意識の高揚と災害時における初期初動活動を確認しました。また、各町内の自主防災組織と自治振興会の安全防災部が市消防団等と協力して倒壊家屋救出訓練や火災防御訓練を実施し、地域における防災体制の強化を図りました。 東日本大震災の復興支援については、宮城県塩竈市の被災商店から銘菓を購入し市ボランティアセンター連絡会との連携により国体のフェンシング会場で選手や観客に配布し、ボランティア募金を呼びかけるなど復興支援を行ったところです。 防犯対策については、越前警察署や市防犯隊と連携し市内各所で警戒パトロールなどに取り組んでおり、12月7日には年末特別警戒を実施します。東地区自治振興会が取り組んでいる地域の防犯パトロールや下校時の児童の見守り活動については、その功績が評価をされ10月16日に県内8団体とともに地域防犯功労団体知事表彰を受賞しました。 交通安全対策については、10月28日に6カ月死亡事故ゼロを達成したことから、11月2日に県警本部長賛辞が本市に授与されました。12月11日には市交通指導委員会など関係団体と連携し、特に高齢者が関係する交通事故の防止を目指して県下一斉の該当指導を実施するなど、引き続き安全で安心なまちづくりを推進してまいります。 市斎場及び霊園については、市指定管理者評価委員会の意見を踏まえ来年度から市の直営施設として包括的な業務委託を進めるため、債務負担行為に係る所要額を12月補正予算案に計上いたしました。 次に、5つ目の柱である市民が主役のまちづくりについて申し上げます。 丹南地域唯一の大学である仁愛大学との連携については、8月10日にキックオフを行った越前市仁愛大学戦略的連携PTの一環として同大学生と市保育士を対象にポルトガル語入門講座を開講し、11月21日に第1回講座を開催しました。また、学生に越前市への理解を深めてもらうことを目的とする集中講義ふくい総合学(越前市版)については、全15回の講義のうち11月17日と24日の10回を越前市が担当し、私を初め職員が講師を務め学生に市の施策に関する講義を行いました。仁愛大学の学生には本市の取り組みや歴史文化について理解を深めてもらうことを期待しており、今後も大学のあるまち越前市として仁愛大学と一層の連携を図り本市の活性化と大学の発展を目指してまいります。 多文化共生社会の推進については、外国人市民対象の地域ミーティングを10月に3会場で開催し、60人のブラジル人市民とベトナム人市民の参加を得たところです。また、11月12日には外国人を多数雇用している企業の代表等の参加を得て、多文化共生推進に係るトップミーティングを開催しました。ミーティングでは、外国人児童や園児が多く在籍している武生西小学校と武生西幼稚園の教育現場を視察し現状を理解いただくとともに、市多文化共生推進プランの策定と推進に関して意見交換を行い協力を約束いただきました。プラン案については、今議会で御意見をいただくとともに多言語によるパブリックコメントを実施した上で本年度末のプラン策定を目指してまいります。 男女共同参画については、120社を超える市内企業等の代表者の賛同を得て越前市輝く女性活躍応援団を設立し、12月11日に文化センターで企業等における女性の活躍支援などの取り組みを宣言する行動宣言式を開催します。これを機に、職場における女性活躍の推進とあわせて企業のイメージアップを図り、人材の確保、留保につなげ男女共同参画を一層推進してまいります。 次に、地方分権に対応した行財政運営について申し上げます。 行財政の構造改革については、市行財政構造改革プログラムⅣの推進を図っているところであり、10月25日に私を本部長とする市行財政構造改革及び働き方改革推進本部会議を開催し、本年度上半期の進捗状況と今後の予定について確認しました。 新庁舎準備チームにおいては、効率の高いオフィス環境を整備し職員のワークスタイルを変革するため、新庁舎における無線LANの導入を決定したほか、先進地視察や総務省の地域情報化アドバイザーの助言を受け電子決済の推進によるさらなるペーパーレス化の検討を進めています。 事務標準化チームにおいては、業務品質の標準化による市民サービスに関して市の全ての業務について手順書の整備を行うことで業務効率化やリスクへの対応を図る体制の構築を進めています。 業務の民間委託検討チームにおいては、市民サービスの向上を大前提に市民福祉部を中心とするワーキンググループで研究を進めており、新庁舎完成の際には職員による総合窓口化を検討しています。あわせて職員がコア業務に注力できるよう、平成32年度以降の窓口業務の民間委託を想定した研究を進めています。 市の施設使用料については、冷房及び暖房時の使用料の徴収基準等に関し課題の整理と新たな運用基準の検討を行った結果、基本使用料の減免にあわせて冷暖房使用料を減免することのないよう運用を見直してまいります。来年10月の消費税の引き上げに伴う施設使用料に対する消費税相当額の転嫁とあわせ来年3月議会において条例等の規定の改正を行い、半年間で利用者への周知を図り来年10月から運用していきたいと考えています。 庁内ネットワーク更新事業については、来年度に情報ネットワーク及び情報機器が更新時期を迎えることから、新庁舎の完成に伴い無線LANなどの新しい技術を取り入れたネットワーク環境を構築するには詳細設計を早期に行うとともに、2月までに委託業者を選定する必要があるため債務負担行為に係る所要額を12月補正予算案に計上いたしました。 また、情報端末機等更新事業については、職員用端末機が来年10月に更新時期を迎えることから新庁舎で実現する新たなネットワーク環境や働き方改革を見据えた調達にするとともに、来年10月の消費税引き上げ前に調達をするため債務負担行為に係る所要額を12月補正予算案に計上いたしました。 ふるさと納税については、11月19日現在の本年度の寄附額は7,825万7,000円で前年度同期比458%と大きく伸びています。寄附の返礼品を前年度の倍以上となる540種類以上に拡充し、特に人気が高い越前ガニやおせち料理等を予約という形で早期に受け付け開始したことにより需要を取り込むことができたことが要因と分析をしています。また、広報に力を入れ、ふるさと納税の関連書籍や寄附受け付けサイト等で本市のふるさと納税が紹介されたことも影響していると考えています。このような状況を受け、ふるさと納税の目標額を当初予算の1億5,600万円から2億100万円へと上方修正し、返礼品等に係る所要額を12月補正予算案に計上いたしました。 かこさとし氏がふるさとや平和を思う気持ちを表現した、かこさとしをしのぶ碑を武生中央公園内に設置し、あわせて同氏が監修した武生中央公園を市民により親しみ深い憩いの場として整備することを目的としたクラウドファンディング形式による寄附募集については、当初目標としていた400万円を10月21日に達成しましたが、寄附申し込みや問い合わせが続いているため引き続き募集を行っています。今後もふるさと納税のさらなる利用促進を図り、本市を応援していただく方をふやすとともに、本市の魅力を発信し市内産業の振興等につなげてまいります。 以上、当面する市政の重要課題の対応について、その取り組みの一端を述べさせていただきました。今後も現地現場主義をモットーに市民と協働のまちづくりを職員と一丸となって推進し、元気な自立都市越前を築いてまいります。何とぞ議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。 なお、議案第69号から議案第75号まで並びに議案第77号から議案第83号までの提案理由については関係部局長より御説明申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 大蔵企画部長。 ◎企画部長(大蔵稔雄君) 〔登壇〕それでは、今回提案いたしました議案第69号から第75号までの補正予算案の概要につきまして御説明申し上げます。 まず、議案第69号一般会計補正予算第6号につきましては、企業誘致事業やかこさとし氏追悼関連事業、安全・安心まちづくり事業、ふるさと納税推進事業などのほか、さきの台風21号の被害による災害復旧事業に必要となる額を計上し、補正額を4億4,612万6,000円とし、補正後の予算総額を385億4,646万9,000円にいたそうとするものであります。 歳出予算の主な内容でありますが、議会費では職員人件費に253万1,000円を計上し、総務費では早期退職などによる職員人件費や安全・安心まちづくり事業、ふるさと納税推進事業などに1億269万7,000円を計上いたしました。 民生費では保育対策総合支援事業などに2億2,563万1,000円を計上し、衛生費では南越清掃組合分担金や職員人件費の更生減などにより1,518万4,000円を減額いたしました。 労働費では雇用促進対策事業などに166万2,000円を計上し、農林水産業費では職員人件費などに741万1,000円を計上いたしました。 商工費では企業誘致事業などに9,070万9,000円を計上し、土木費では単独公園整備事業などに3,194万6,000円を計上いたしました。 消防費では南越消防組合分担金の更生減により1,071万3,000円を減額し、教育費では公会堂記念館展示整備事業などに77万6,000円を計上いたしました。 災害復旧費では、農業施設災害復旧事業などに866万円を計上いたしました。 これらの財源といたしましては、分担金及び負担金178万5,000円、国庫支出金7,754万2,000円、県支出金5,401万2,000円、寄附金4,500万円、繰越金2億6,953万7,000円などを計上いたしました。 引き続き、各特別会計補正予算案の主な内容につきまして御説明申し上げます。 議案第70号下水道特別会計補正予算第2号につきましては、公共下水道勘定において接続奨励金などに1,146万円を計上し、補正後の予算総額を36億6,299万3,000円とし、農林業集落排水勘定においては職員人件費の更生減により76万3,000円を減額し、補正後の予算総額を1億5,703万2,000円といたしました。 次に、議案第71号国民健康保険特別会計補正予算第2号につきましては、事業勘定において過年度療養給付費等国庫負担金返還金などに1億5,026万9,000円を計上し、補正後の予算総額を82億3,981万4,000円とし、その財源として繰越金を計上いたしました。 次に、議案第72号介護保険特別会計補正予算第1号につきましては、地域支援事業などに1億6,893万7,000円を計上し、補正後の予算総額を76億7,033万9,000円とし、その財源として国庫支出金や繰越金などを計上いたしました。 次に、議案第73号後期高齢者医療特別会計補正予算第1号につきましては、後期高齢者医療広域連合納付金などに9,720万2,000円を計上し、補正後の予算総額を10億2,863万4,000円とし、その財源として後期高齢者医療保険料や繰越金などを計上いたしました。 次に、議案第74号水道事業会計補正予算第1号につきましては、収益的支出では職員人件費の更生減により1,377万4,000円を減額し、補正後の予算総額を20億968万1,000円とし、資本的支出では職員人件費に34万3,000円を計上し、補正後の予算総額を8億58万8,000円といたしました。 最後に、議案第75号工業用水道事業会計補正予算第1号につきましては、収益的支出において職員人件費に264万5,000円を計上し、補正後の予算総額を6,536万5,000円といたしました。 以上、補正予算案の概要につきまして御説明申し上げました。よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 倉田総務部長。 ◎総務部長(倉田昌宜君) 〔登壇〕続きまして、議案第77号職員の自己啓発等休業に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。 本案は、学校教育法の改正に伴い同法を引用している本条例の規定について所要の改正をいたそうとするものであります。 なお、この条例は法律の改正にあわせ平成31年4月1日から施行いたそうとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 小森市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(小森誠司君) 〔登壇〕続きまして、議案第78号及び議案第79号について提案理由を御説明申し上げます。 まず、議案第78号越前市障害者福祉工場設置及び管理条例及び越前市福祉ホーム設置及び管理条例の廃止についてでありますが、本案は越前市障害者福祉工場及び越前市福祉ホームを社会福祉法人たけふ福祉会に譲渡するに当たり、市の施設としての用途を廃止するため越前市障害者福祉工場設置及び管理条例及び越前市福祉ホーム設置及び管理条例の廃止をいたそうとするものであります。 なお、この条例は平成31年4月1日から施行いたそうとするものであります。 次に、議案第79号財産の処分についてでありますが、本案は越前市障害者福祉工場及び越前市福祉ホームに係る建物及び土地を社会福祉法人たけふ福祉会に譲渡するに当たり、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようよろしくお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 伊藤建設部長。 ◎建設部長(伊藤邦明君) 〔登壇〕続きまして、議案第80号及び議案第81号について提案理由を御説明申し上げます。 まず、議案第80号武生中央公園及び日野川河川緑地指定管理者の指定についてでありますが、本案は武生中央公園及び日野川河川緑地につきまして平成31年3月31日で現在の指定管理者の指定期間が満了となることから同年4月1日からの指定管理者の候補者を選定いたしましたので、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき提案いたそうとするものであります。 その選定に当たりましては、当該2施設について施設の特性を考慮し1つの募集単位に整理いたしました。そして、平成30年8月22日に開催した基盤施設指定管理者選定委員会の結果を踏まえ、越前市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例第2条の規定による募集を9月18日から10月26日まで行い、11月15日に開催した当該委員会の結果を踏まえ同条例第4条の規定により越前パークマネジメント共同事業体を指定管理者の候補者として選定いたしました。 なお、指定管理者の指定期間は平成31年4月1日から平成36年3月31日までとするものであります。 次に、議案第81号委託に関する基本協定の変更についてでありますが、本案は議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づき越前市公共下水道家久浄化センター建設工事長寿命化委託に関する基本協定の事業費の変更について提案いたすものであります。 変更の概要といたしましては、詳細設計に伴い工事の一部変更減が生じたこと及び各年度の入札差金が生じたことにより6,777万円を減額し、変更後の事業費を3億5,623万円といたそうとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 西野教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(西野吉幸君) 〔登壇〕続きまして、議案第82号越前市文化センター、越前市ふるさとギャラリー叔羅及び越前市いまだて芸術館の指定管理者の指定について提案理由を御説明申し上げます。 本案は、越前市文化センター、越前市ふるさとギャラリー叔羅及び越前市いまだて芸術館につきまして平成31年3月31日で現在の指定管理者の指定期間が満了となることから同年4月1日からの指定管理者の候補者を選定いたしましたので、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき提案いたそうとするものであります。 その選定に当たりましては、当該3施設について効率的な運用や施設の連携等を考慮し、1つの募集単位にいたしました。そして、平成30年8月10日に開催した文教施設指定管理者選定委員会の結果を踏まえ、越前市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例第2条の規定による募集を9月18日から10月17日まで行い、10月31日に開催した当該委員会の結果を踏まえ、同条例第4条の規定により公益財団法人越前市文化振興・施設管理事業団を指定管理者の候補者として選定いたしました。 なお、指定管理者の指定期間は平成31年4月1日から平成36年3月31日までとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎悟司君) 大蔵企画部長。 ◎企画部長(大蔵稔雄君) 〔登壇〕続きまして、議案第83号専決処分の承認を求めることについて提案理由を御説明申し上げます。 本案は、平成30年度越前市一般会計におきまして歳入歳出予算の総額にそれぞれ2,163万円を追加し、予算総額を381億34万3,000円とすることにつきまして、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定により報告し承認を求めるものであります。 その内訳といたしましては、歳出予算におきまして台風21号により市有施設に生じた被害の復旧を行うため社会福祉センター管理事業や市営住宅管理営繕事業などに2,163万円を計上し、その財源として繰越金1,603万円、諸収入560万円を計上いたしました。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(川崎悟司君) 以上をもって議案第69号から議案第75号まで及び議案第77号から議案第83号までの提案理由の説明を終了いたします。  ================ ○議長(川崎悟司君) 本日はこれをもって散会いたします。 次会は12月3日午前10時から再開いたします。        散会 午後0時11分〔 参 照 〕┌─────────────────────────────────────────┐│           諸  会  議  等  報  告  書           ││  平成30年第5回越前市議会定例会後に開催された議長会関係の諸会議等について  ││ は、次のとおりである。                             ││ 第1 議長会関係の諸会議について                        ││  1 福井県市議会議長会中央要望活動                      ││     平成30年10月17日(水)東京都において行った。           ││  2 福井県市町議会議員合同研修会                       ││     平成30年10月26日(金)福井市において開催された。         ││     (研修事項) 講  演 演題 「災害時における議会・議員のあり方」   ││                 講師 同志社大学大学院総合政策科学研究科教授  ││                     新川 達郎 氏             ││                 演題 「どうなる日本経済」           ││                 講師 時事通信社解説委員 軽部 謙介 氏    ││  3 北信越市議会議長会評議員会                        ││     平成30年10月29日(月)富山県富山市において開催された。      ││     (協議事項)                              ││      (1)  会務報告について                        ││      (2)  議案審議(各県提出議案)について                ││  4 全国広域連携市議会協議会第68回理事会                  ││     平成30年10月30日(火)東京都において開催された。         ││      (1)  講  演 演題 「地域力創造に係る施策について」        ││              講師 総務省地域力創造グループ 地域自立応援課長   ││                  御給 健治 氏                ││      (2)  事務報告                            ││     (協議事項)                              ││      (1)  平成29年度本協議会歳入歳出決算について            ││      (2)  広域連携施策に関する要望(案)について             ││      (3)  要望活動について                        ││      (4)  平成31年度本協議会歳入歳出予算の見通しについて        ││      (5)  今後の運営について                       ││      (6)  役員改選について                        ││      (7)  その他                             ││  5 第68回北信越市議会事務局協議会定例会                  ││     平成30年11月1日(木)福井県鯖江市において開催された。       ││  6 平成30年度丹南地区市町議会議長会議員研修会               ││     平成30年11月12日(月)鯖江市において開催された。         ││     (研修事項) 講  演 演題 「議員と市民と政策議会」         ││                 講師 龍谷大学政策学部教授 土山希美枝 氏   ││  7 福井県市議会議長会事務局長会                       ││     平成30年11月16日(金)福井市において開催された。         ││     (協議事項)                              ││      (1)  福井県市議会議長会平成31年2月定期総会の日程について     ││      (2)  平成31年度全国・北信越市議会議長会負担金について       ││      (3)  平成31年度福井県市議会議長会負担金(案)について       ││      (4)  平成31年度福井県市議会議長会歳入歳出予算(案)について    ││      (5)  平成31年度全国・北信越・福井県市議会議長会等役職の割り振りに ││        ついて                              ││      (6)  各種議長会関係の今後の日程について               ││      (7)  議員研修会後の意見交換会について                ││      (8)  その他                             ││  8 平成30年度福井県市議会議長会議員研修会                 ││     平成30年11月20日(火)あわら市において開催された。        ││     (研修事項) 講  演 演題 「住民自治の根幹としての議会の現状と課題 ││                   -なり手不足問題を手がかりに考える-」   ││                 講師 山梨学院大学 教授 江藤 俊昭 氏    ││ 第2 議会関係の諸会議について                         ││   9 月26日(水)                              ││    決算特別委員会教育厚生分科会)                     ││     (審査事項) 平成29年度各会計決算認定議案審査            ││   9 月28日(金)                              ││    第4回議会モニター会議                          ││  10月10日(水)                              ││    決算特別委員会産業建設分科会)                     ││     (審査事項) 平成29年度各会計決算認定議案審査            ││  10月12日(金)                              ││    南越消防・清掃組合議会代表者会議                     ││     (協議事項)                              ││      1  各組合議会の正副議長選挙について                ││      2  会期、審議案件について                     ││      3  その他                             ││    平成30年第3回南越消防組合議会定例会                  ││     (議決等事項)                             ││      1  議長の選挙                           ││      2  議席の指定                           ││      3  会議録署名議員の指名                      ││      4  会期の決定                           ││      5  平成30年度南越消防組合一般会計補正予算について        ││      6  平成29年度南越消防組合一般会計決算認定について        ││      7  財産の取得について                       ││      8  財産の取得について                       ││      9  一般質問                            ││     10  議員の派遣について                       ││    平成30年第2回南越清掃組合議会定例会                  ││     (議決等事項)                             ││      1  議長の選挙                           ││      2  議席の指定                           ││      3  会議録署名議員の指名                      ││      4  会期の決定                           ││      5  副議長の選挙                          ││      6  平成29年度南越消防組合一般会計決算認定について        ││      7  監査委員の選任につき同意を求めることについて          ││      8  一般質問                            ││  10月18日(木)                              ││    決算特別委員会総務分科会)                       ││     (審査事項) 平成29年度一般会計決算認定議案審査           ││  10月22日(月)                              ││    本巣市議会・越前市議会議員懇談会                     ││     (懇談事項)                              ││      1  地方創生に係る取組状況等について                ││      2  広域観光について                        ││  10月26日(金)                              ││    議会運営委員会                              ││     (協議事項) 12月定例会について                   ││  11月 2 日(金)                              ││    平成30年第2回福井県後期高齢者医療広域連合議会全員協議会        ││     (協議事項)                              ││      1  議事日程について                        ││      2  会議予定について                        ││      3  議席の指定について                       ││      4  会議録署名議員の指名について                  ││      5  福井県後期高齢者医療広域連合副広域連合長の選任につき議会の同意 ││        を求めることについて                       ││      6  福井県後期高齢者医療広域連合監査委員の選任につき議会の同意を求 ││        めることについて                         ││      7  平成29年度福井県後期高齢者医療広域連合一般会計・特別会計歳入 ││        歳出決算の認定について                      ││      8  平成30年度福井県後期高齢者医療広域連合一般会計補正予算    ││      9  平成30年度福井県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療特別会計 ││        補正予算                             ││    平成30年第2回福井県後期高齢者医療広域連合議会定例会          ││     (議決等事項)                             ││      1  議長の選挙について                       ││      2  副議長の選挙について                      ││      3  議席の指定について                       ││      4  会期の決定について                       ││      5  会議録署名議員の指名について                  ││      6  福井県後期高齢者医療広域連合副広域連合長の選任につき議会の同意 ││        を求めることについて                       ││      7  福井県後期高齢者医療広域連合監査委員の選任につき議会の同意を求 ││        めることについて                         ││      8  平成29年度福井県後期高齢者医療広域連合一般会計・特別会計歳入 ││        歳出決算の認定について                      ││      9  平成30年度福井県後期高齢者医療広域連合一般会計補正予算    ││     10  平成30年度福井県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療特別会計 ││        補正予算                             ││  11月12日(月)                              ││    決算特別委員会(全体会)                         ││     (審査等事項) 平成29年度各会計決算認定案審査について        ││    議員協議会                                ││     (審査等事項) 政務活動費について                   ││  11月15日(木)                              ││    越前市自治連合会と越前市議会との意見交換会                ││     (協議事項)                              ││      1  自治振興会の現状と課題について                 ││       (1)  各地区の地域自治振興事業(平成29年度決算の状況)      ││      2  全般的な意見交換                        ││  11月16日(金)                              ││    越前市建設業会との懇談会                         ││     (協議事項)                              ││      1  北陸新幹線南越駅周辺整備について                ││      2  瓜生産業団地について                      ││  11月21日(水)                              ││    全員説明会                                ││     (説明事項)                              ││      1  12月定例会提出議案について                  ││      2  (仮称)市民センターについて                  ││      3  ふくい嶺北連携中枢都市圏ビジョン(案)のパブリック・コメントの ││        実施について                           ││      4  使用料の見直しについて                     ││      5  平成30年2月大雪の検証による今冬期の大雪対応について     ││      6  パブリック・コメントの実施等について(資料配布のみ)      ││    議会運営委員会                              ││     (協議事項) 12月定例会の運営について                ││    第5回議会モニター会議                          ││  11月26日(月)                              ││    議員説明会                                ││     (説明事項)                              ││      1  パブリック・コメントの実施等について              ││       (1)  越前市多文化共生推進プランについて(案)           ││       (2)  越前市地域福祉計画の改定について(案)            ││       (3)  道路無雪化事業整備計画について(案)             ││       (4)  越前市スポーツ推進プランについて(案)            ││       (5)  越前市スポーツ施設再配置計画について(案)          ││ 第3 陳情書等の受理                              ││  10月30日(火) 貧困と格差の拡大を断ち切り、越前市をもっとやさしい社会に ││           することを求める要請書を反貧困キャラバン2018福井実行委 ││           員会実行委員長海道宏実から受理した。            ││  11月15日(木) 平成31年度税制改正に関する提言書を公益社団法人南越法人 ││           会会長米岡房直から受理した。                ││ 第4 行政視察について                             ││  1 行政視察                                 ││   10月23日(火)~24日(水)                      ││    公立丹南病院組合議会行政視察                       ││     愛知県豊橋市 豊橋市民病院                       ││     岐阜県多治見市 岐阜県立多治見病院                   ││     (視察事項) 先進保健医療施設視察                   ││    福井県丹南広域組合議会行政視察                      ││     京都府福知山市 森の京都地域振興社                   ││     (視察事項) 先進地域広域行政施策等視察                ││   10月31日(水)~11月1日(木)                    ││    南越消防組合議会行政視察                         ││     新潟県糸魚川市 糸魚川市消防本部                    ││     富山県富山市 富山県広域消防防災センター                ││     (視察事項) 常備消防体制及び大規模火災への対応状況等視察       ││  2 行政視察来庁者                              ││   10月24日(水) 兵庫県明石市議会一行11名来庁             ││   10月30日(火) 福井県永平寺町議会一行7名来庁             ││   10月31日(水) 埼玉県狭山市議会一行3名来庁              ││   11月 6 日(火) 大阪府門真市議会一行9名来庁              ││   11月 7 日(水) 京都府京田辺市議会一行8名来庁             ││   11月13日(火) 千葉県富里市議会一行8名来庁              ││   11月14日(水) 奈良県橿原市議会一行7名来庁              ││   11月19日(月) 福岡県行橋市議会一行7名来庁              │└─────────────────────────────────────────┘請 願 文 書 表受理 番号請願第1号件 名国に対し「消費税増税中止を求める意見書」の提出を求める請願平成30年11月5日受理請願者福井県農民連  会長  玉 村 正 夫紹介 議員加 藤 吉 則 君付 託 委員会議 会 運 営 委 員 会請 願 の 要 旨[請願趣旨]  私たちの暮らしや地域経済は今、大変深刻な状況である。8%増税によって戦後初めて2年連続で個人消費がマイナスとなった。増税と、年金カット・医療・介護など社会保障費負担増、そして賃金低下、物価上昇の三重苦のもとで、「これ以上節約するところがない」と悲鳴が上がっている。  ところが政府は、平成31年10月の消費税率の10%への引き上げをあくまで行う姿勢を崩していない。税率10%への引き上げで5.6兆円の増税という試算も出ている。  加えて税率引き上げと同時に実施を狙う「軽減税率」には、重大な問題がある。飲食料品と週2回以上発行の新聞代は税率8%に据え置かれるが、運送費や加工費、広告宣伝費など10%の分の値段は値上がりする。そして、平成35年に導入される「インボイス(適格請求書)制度」は地域経済を担う中小業者・農業者にとって大きな負担となり、免税業者が商取引から排除されるという重大な問題がある。  そもそも消費税は、所得の少ない人ほど負担が重く、貧困と格差を拡大する根本的な欠陥を持つ税制である。  日本国憲法は応能負担原則に則った税制の確立を要請している。  消費税増税ではなく、税金の集め方、使い方を見直し、大企業や富裕層を優遇する不公平税制を正すべきである。防衛費や不要不急の大型公共工事への歳出を減らし、暮らしや社会保障、地域経済振興優先に税金を使い、内需主導で家計をあたためる経済政策をとるべきである。  私たちは、住民の暮らし、地域経済、地方自治体に深刻な打撃を与える消費税増税を中止することを強く求める。  以上の趣旨から下記事項について請願する。 [請願事項] 1 平成31年10月の消費税率10%への引き上げ中止を求める意見書を政府に送付すること。           平成30年第6回越前市議会定例会会期日程                                  (会期22日)日次月日曜日区分開議時刻開議場所事   項第1日11月28日水本会議午前10時議  場開 会 諸般の報告 会議録署名議員の指名 会期の決定 平成29年度各会計決算等 (委員会審査結果報告、質疑・討論・採決) 即決議案の審議  (提案理由の説明、質疑、委員会付託、委員会審査結果報告、質疑・討論・採決)  平成30年度各会計補正予算案、条例改正案、一般議案 (提案理由の説明)第2日11月29日木休 会    議案調査第3日11月30日金休 会    第4日12月1日土休 会    第5日12月2日日休 会    第6日12月3日月本会議午前10時議  場代表質問第7日12月4日火休 会      第8日12月5日水本会議午前10時議  場議案に対する質疑・委員会付託第9日12月6日木本会議午前10時議  場一般質問第10日12月7日金本会議午前10時議  場第11日12月8日土休 会      第12日12月9日日休 会      第13日12月10日月休 会      第14日12月11日火委員会午前10時大会議室教育厚生委員会第15日12月12日水委員会午前10時大会議室産業建設委員会第16日12月13日木委員会午前10時大会議室総務委員会第17日12月14日金休 会      第18日12月15日土休 会      第19日12月16日日休 会      第20日12月17日月委員会午後1時第1委員会室議会運営委員会第21日12月18日火休 会      第22日12月19日水本会議午後2時議  場委員会審査結果報告 (質疑・討論・採決) 閉 会※ 委員会開催は、この日程をもって招集通知にかえさせていただきますので、ご了承願います。...